ワースト1位は杉田水脈氏/ジェンダー問題発言

 性差別発言の投票結果
 性差別発言の投票結果
政治家による最近の性差別発言で、誰の言葉がひどかったかをインターネット投票で選ぶ「ジェンダーに関する問題ある公的発言ワースト投票 2021」が8日、発表された。1位は自民党の杉田水脈衆院議員の「女性はいくらでもうそをつける」、2位は東京五輪.....
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 政治家による最近の性差別発言で、誰の言葉がひどかったかをインターネット投票で選ぶ「ジェンダーに関する問題ある公的発言ワースト投票 2021」が8日、発表された。1位は自民党の杉田水脈衆院議員の「女性はいくらでもうそをつける」、2位は東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」となった。[br][br] ジェンダー研究者らでつくる「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が2月26日~3月5日、ネット上で実施。昨年1月~今年2月20日の間に報道された8件の発言の中から、1人最大2票を投じた。3044人が参加し、投票総数は6031票だった。[br][br] 1位の杉田氏は1995票を集めた。発言は昨年9月、自民党の会合で性暴力被害者の支援事業に関してされたもので、回答の自由記述には「やっとの思いで性被害を申告した人に対してあまりにも心無い言葉だ」という感想もあった。[br][br] 2位の森氏は1216票。今年2月に日本オリンピック委員会臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「(組織委の女性は)わきまえておられる」などと語った。[br][br] 3位は東京都足立区の白石正輝しらいしまさてる区議が昨年9月に議会でした「(ゲイやレズビアンが)法律に守られているという話になったのでは足立区は滅んでしまう」などの発言。[br][br] 同会は「問題発言はまだまだ多すぎる」とした一方、批判を受けた森氏の辞任を踏まえ「ジェンダー平等に反する公的発言への強い批判が、社会を変える力を持ちうると示した」と評価した。[br][br] 呼び掛け人の一人、中央学院大の皆川満寿美准教授(ジェンダー論)は「確信犯的に性差別的な発言を繰り返す政治家がいる。発言を監視し、選挙で意思表示していく必要がある」と話した。 性差別発言の投票結果