【八戸シーガルビュー再活用】コロナ収束後の観光振興期待/地元関係者

「サンメディックス」が借り受け予定者に選定された旧八戸シーガルビューホテル=4日、八戸市鮫町
「サンメディックス」が借り受け予定者に選定された旧八戸シーガルビューホテル=4日、八戸市鮫町
新型コロナウイルスの影響により、惜しまれつつ閉館した八戸市鮫町の「八戸シーガルビューホテル」の再活用に向けた方向性が示された4日、地元関係者は「地域の拠点として復活してほしい」「鮫町全体の活性化につながる」と新たな動きを歓迎した。施設は太平.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルスの影響により、惜しまれつつ閉館した八戸市鮫町の「八戸シーガルビューホテル」の再活用に向けた方向性が示された4日、地元関係者は「地域の拠点として復活してほしい」「鮫町全体の活性化につながる」と新たな動きを歓迎した。施設は太平洋を望む風光明媚めいびな三陸復興国立公園内にあり、コロナ収束後の観光振興に期待する声も上がった。[br][br] 土地と建物の借り受け予定者に選ばれたのは、同市の「サンメディックス」。国立公園内の拠点性を生かし、ホテルの再整備を目指す提案内容が評価された。[br][br] 旧ホテルの閉館後、地元の町内会や観光団体は、市に施設の早期再開や有効活用を要望してきた。蕪島地区にある蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」の運営会社の代表で、鮫観光協会の杉本健一会長は「シーガルビューホテルは鮫町で行われるイベントや行事の拠点でもあった。再びホテルになれば、観光客も来て地域活性化につながる」と話す。[br][br] 旧ホテルは、国立公園の種差海岸エリアに立地する大規模施設。三陸沿岸をつなぐ自然歩道「みちのく潮風トレイル」の開通効果もあり、観光客やトレッキング客の利用も多かった。[br][br] 八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)「VISIT(ビジット)はちのへ」の在家秀則専務理事は「重要な場所のホテルが復活すれば大きな観光誘客が期待できる。コロナ後を見据え、連携や協力を考えていきたい」と強調する。[br][br] 旧ホテルで支配人を務めていた同市の久慈剛さんは「ホテル事業を引き継いでくれるのは喜ばしいこと。八戸の観光ホテルを目指して頑張っていただきたい」とエールを送った。「サンメディックス」が借り受け予定者に選定された旧八戸シーガルビューホテル=4日、八戸市鮫町