【森会長辞任】青森県南スポーツ関係者「水差された」「辞任は当然」

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が12日、女性蔑視発言の責任を取って辞任したのを受け、青森県南地方のスポーツ関係者からは「水を差された」「辞任は当然」と厳しい声が上がった。 八戸市スポーツ協会の米内正明会長(70)は、辞任の原.....
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が12日、女性蔑視発言の責任を取って辞任したのを受け、青森県南地方のスポーツ関係者からは「水を差された」「辞任は当然」と厳しい声が上がった。[br][br] 八戸市スポーツ協会の米内正明会長(70)は、辞任の原因となった女性蔑視発言について「あらゆる企業、組織で女性の活躍を推進していこうという流れの中で、どうしてこんな発言が出てきたのか不思議」と首をかしげる。森会長のこれまでの功績を認めつつも、「五輪開催に向けてさまざま対策を練っていかなければならない時期に、水を差されたようで残念。早く落ち着いて、大会のコロナ対策に注力してほしい」と注文をつけた。[br][br] 世界大会出場経験もある県南地方の女性アスリート(44)は「あの発言はひどい。女性なら誰でも気分を害する」と憤る。今回の辞任については「当然のこと。トップがあんな発言をしていたら、組織全体が女性を軽んじていると思われる。辞任せず続けていたとしても、大会が盛り上がらないのではないか」と突き放した。[br][br] 聖火リレーに参加を予定する県南地方の女性は「“女性”と区別して発言したのは良くなかった」と発言には苦言を呈したが、「ここまで大事になるとは思わなかった」と驚いた様子。「コロナ禍で暗いニュースばかりが取り沙汰される中、それだけ五輪に対する期待が大きかったということ。五輪は安全対策をしっかり行った上で、なんとか開催してほしいが…」と話した。