大平洋金属第3四半期決算 売上高、純利益ともに前年同期比3割減

八戸市にフェロニッケルの製造拠点がある大平洋金属(本店・東京)は9日、2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比33・9%減の230億400万円、純利益は37・4%減の19億2400万円となった。.....
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 八戸市にフェロニッケルの製造拠点がある大平洋金属(本店・東京)は9日、2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比33・9%減の230億400万円、純利益は37・4%減の19億2400万円となった。[br][br] 売上高の減少は、新型コロナウイルスの世界的な流行で経済環境が悪化したことなどにより、フェロニッケル需要が低調に推移したのが主な要因。国内外を合わせた全体の販売数量は29・2%減だった。[br][br] 営業損益は、前年同期の13億3600万円の黒字から3億6500万円の赤字に転落。経常利益は34・5%減の21億3700万円だった。営業外収益として、持ち分法適用関連会社の持ち分法による投資利益24億1500万円を計上した。[br][br] 一方、製品の価格形成の指標として適用するロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格は、21年3月期の上期は低調に推移したが、段階的な経済活動再開の動きなどを背景に、下期は上昇傾向となっている。