貸し切りバス、高速バス座席間にパーティション/南部バス

貸し切りバスの座席に透明なパーティションを取り付ける従業員=2日、八戸市
貸し切りバスの座席に透明なパーティションを取り付ける従業員=2日、八戸市
「南部バス」を運行する岩手県北自動車(盛岡市)の南部支社は、新型コロナウイルスの感染予防対策を強化している。貸し切りバスなどの座席間に飛沫(ひまつ)感染防止のパーティション(間仕切り)を設置し、路線バスを含む全車両135台に抗菌・抗ウイルス.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 「南部バス」を運行する岩手県北自動車(盛岡市)の南部支社は、新型コロナウイルスの感染予防対策を強化している。貸し切りバスなどの座席間に飛沫(ひまつ)感染防止のパーティション(間仕切り)を設置し、路線バスを含む全車両135台に抗菌・抗ウイルスのコーティングを施す。乗客が安心できる環境を整え、コロナ禍が収束した際の利用促進にもつなげたい考えだ。[br][br] パーティションは、4列シート車両の貸し切りバス7台、高速バス6台(八戸―仙台線、八戸―盛岡線)に設置。透明の合成樹脂製で、座った乗客の顔の高さに合う位置に取り付ける。シートの前後と隣同士を仕切るタイプで、同様のパーティションの導入は東北地方のバス事業者では初めてという。今月初旬に全ての取り付けを終える見通し。[br][br] 八戸など青森県内と首都圏を結ぶ高速夜行バス「MEX(メックス)」の車両には、座席を仕切るカーテンが取り付けられている。[br][br] 一方、バス車内や座席への抗菌・抗ウイルスコーティングは、昨年に施したMEX車両に続いて実施。路線バスを含め、今月中に全車両に施工する予定だ。[br][br] 全国的な感染急拡大により、南部支社では回復傾向にあったバス利用率が再び低調に。昨年12月の利用実績は、路線が前年同月の7割、高速が3割、貸し切りが4割の水準にとどまる。[br][br] 南部支社八戸営業所の整備工場では2日、従業員がパーティション設置やコーティング作業に当たった。高橋学支社長は「これまでも対策は講じてきたが、より安心できる環境をつくりたい。コロナ収束後に利用してもらえるように努力をしていく」と話した。貸し切りバスの座席に透明なパーティションを取り付ける従業員=2日、八戸市