八戸市内の5大型小売店の売上高6・3%減/青い森信金11月経済概況

青い森信用金庫は29日までに青森県内の11月の経済概況を発表した。新型コロナウイルスの影響を受ける地域経済は復調の兆しを見せていたが、弘前市や八戸市で発生したクラスター(感染者集団)の余波で足踏み状態となった。八戸地区の個人消費を見ると、家.....
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 青い森信用金庫は29日までに青森県内の11月の経済概況を発表した。新型コロナウイルスの影響を受ける地域経済は復調の兆しを見せていたが、弘前市や八戸市で発生したクラスター(感染者集団)の余波で足踏み状態となった。八戸地区の個人消費を見ると、家電販売や新車登録台数などは好調を維持した一方、婦人服などのアパレル関係や家具類は不振。八戸市内の大型小売店5店舗の売り上げは前年同月比6・3%減となった。青森地区も同様に個人消費の動きは鈍く、青森市内の大型小売店2店舗の売上高は5・1%減だった。[br][br] 【水産加工】締めさばは国内向けの需要が上向いたものの、輸出用は感染拡大前の水準までには回復していない。サバの水揚げが振るわず加工原料が割高になっており、塩サバなどは前年の需要実績を下回った。[br][br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸建設業協会の官公庁工事は5億5千万円(前年同月比292・4%増)にアップ。青森県発注の広域河川改修工事や河川災害復旧工事のほか、八戸市発注の市営住宅改修工事や橋りょう補修工事、下水道整備工事などがあった。[br][br] 八戸地区6社の官公庁工事は6億4千万円(242・5%増)に伸びた一方、民間工事は3億3900万円(35・7%減)だった。[br][br] 十和田地区5社は、官公庁工事が1億9400万円(27・6%減)にダウンしたが、民間工事は13億8600万円(19・3%増)と前年実績を上回った。[br][br] 青森地区5社は官公庁工事が9700万円(45・2%増)に伸長。民間工事は前年の10倍超となる34億800万円に拡大した。[br][br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が4400万円、製缶工事が4900万円だった。