六ケ所沖貨物船沈没 漁船の漁労長不起訴

六ケ所村の沖合で2月、八戸市の漁船とベリーズ船籍の貨物船が衝突し貨物船が沈没した事故で、青森地検八戸支部は28日、業務上過失往来危険の疑いで書類送検された漁船の男性漁労長(74)を不起訴処分とした。理由について、地検の田原昭彦次席検事は「過.....
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 六ケ所村の沖合で2月、八戸市の漁船とベリーズ船籍の貨物船が衝突し貨物船が沈没した事故で、青森地検八戸支部は28日、業務上過失往来危険の疑いで書類送検された漁船の男性漁労長(74)を不起訴処分とした。理由について、地検の田原昭彦次席検事は「過失の程度など諸事情を総合的に考慮した」としている。[br][br] 衝突したのは、富丸秋山漁業所有の沖合底引き網漁船「第8富丸」(138トン)と貨物船「GUO XING 1(グオシンワン)」(1989トン)。[br][br] 男性漁労長は2月29日午後10時10分ごろ、白糠灯台(東通村)の東南東約13キロの海上を八戸港へ向け南に航行中、魚群探知機の映像を見ていて周囲の確認を怠り、北上していた貨物船の右舷中央部に船首をぶつけ、沈没させた疑いで書類送検された。[br][br] 事故では、貨物船のベトナム人男性1人が救助されたが、ほかの乗組員13人(中国人7人、ベトナム人5人、フィリピン人1人)は現在も行方不明のまま。漁船の乗組員15人は全員無事だった。