再処理など3工場の設工認を申請 日本原燃

日本原燃は24日、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場とMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場、ウラン濃縮工場の詳細設計に関する認可(設工認)の一部申請を原子力規制委員会に提出した。再処理工場とMOX工場では新規制基準適合後、初.....
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 日本原燃は24日、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場とMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場、ウラン濃縮工場の詳細設計に関する認可(設工認)の一部申請を原子力規制委員会に提出した。再処理工場とMOX工場では新規制基準適合後、初の設工認申請。両工場の完成目標の実現には、効率的に審査を進めることが不可欠で、今回の申請書類の質が鍵を握っている。[br][br] 再処理工場だけで設備機器の数は10万点超。そのため、原燃は「機械電気設備」と「建物」に分類した上で、選定した代表設備の評価方法をその他に応用する方針だ。申請は再処理工場で3回、MOX工場で4回に分け、認可を得た部分の工事に順次着手する。[br][br] 機械電気設備の代表に再処理工場の廃液などを冷やす既存冷却塔を、建物の代表にMOX工場燃料加工建屋を選定。いずれも耐震と、竜巻や外部火災など外部衝撃への評価を記載した。[br][br] 一方、生産運転停止中のウラン濃縮工場では、新型遠心分離機への更新も盛り込み、生産可能量を現在の75トンから倍増させる。[br][br] 原燃は適合前に提出していた再処理、MOX両工場と高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設の計8回の申請を取り下げた。[br][br] 両工場の次回申請は来年5月ごろ。