22年度以降、実質黒字目指す 青い森鉄道が中期経営計画

青い森鉄道(千葉耕悦社長)は24日、青森市で取締役会を開き、2021~25年度の中期経営計画を承認した。経営改善に向け、新たな需要の掘り起こしに取り組み、22年度以降は青森県に支払っている線路利用料の減免を受けない実質黒字を目指す。 計画に.....
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 青い森鉄道(千葉耕悦社長)は24日、青森市で取締役会を開き、2021~25年度の中期経営計画を承認した。経営改善に向け、新たな需要の掘り起こしに取り組み、22年度以降は青森県に支払っている線路利用料の減免を受けない実質黒字を目指す。[br][br] 計画によると、増収に向け、近年需要が増加している通勤定期の販売などに力を入れる。一方、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んでいる三沢、野辺地両駅の「青い森たびショップ」は休廃止も検討し、経費削減を図る。[br][br] 21年度は、県に2300万円程度の線路使用料の減免を申請する方針。22年度以降は約5億円の線路使用料を全額支払っても黒字化は達成できるとしたが、新型コロナの影響を考慮していないため、先行きは不透明だ。[br][br] 20年度上半期(4~9月)は旅客運輸収入が計画比46%減の4億3053万円、輸送人員は28・5%減の165万7千人で赤字決算となる見込み。千葉社長は「赤字を減免の範囲内にとどめ、累積赤字を増やさないようにしたい」と述べた。県に申請する減免額は下半期の状況を見て決める。[br][br] この日は、21年3月13日のダイヤ改正も公表。八戸―三戸間で下校時間帯に合わせた運転時刻の見直しを行う。