原電の低レベル廃棄物缶さび、原因は不十分な傷処理

日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)から六ケ所村へ搬送された低レベル放射性廃棄物入りドラム缶にさびが見つかった問題で、日本原電は23日、塗装にできた傷への処理が不十分だったとする原因と再発防止策を発表した。 廃棄物の搬送は2月。受け入れた.....
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 日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)から六ケ所村へ搬送された低レベル放射性廃棄物入りドラム缶にさびが見つかった問題で、日本原電は23日、塗装にできた傷への処理が不十分だったとする原因と再発防止策を発表した。[br][br] 廃棄物の搬送は2月。受け入れた日本原燃による確認で、832本中1本の底部にさびが見つかった。[br][br] 日本原電によると、2017年8月の検査で傷が見つかったが、やすりをかけてさびを取り除くなどの下地処理を行わないまま表面を塗装。さらに、通常は1年以内とされる検査から搬出までの期間が、原燃が受け入れできない時期と重なって結果的に2年半にわたり、さびが進行した。[br][br] 再発防止に向け、定めていなかった処理手順を作業要領書に追記する。また、長期保管した場合には搬出前の外観点検を行うことをルールで定めるという。