三鉄リアス線4~10月乗員、コロナ影響で4割減/20年度決算赤字見通し

三陸鉄道は23日、岩手県宮古市の本社で取締役会を開き、リアス線(久慈―盛)の4~10月の乗車人員は、新型コロナウイルス感染症の影響で前年同期比41・6%減の39万4084人にとどまったことを明らかにした。本年度決算も赤字となる見通しだ。 4.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 三陸鉄道は23日、岩手県宮古市の本社で取締役会を開き、リアス線(久慈―盛)の4~10月の乗車人員は、新型コロナウイルス感染症の影響で前年同期比41・6%減の39万4084人にとどまったことを明らかにした。本年度決算も赤字となる見通しだ。[br][br] 4~10月の地元の定期利用は2割減だったが、団体客が8割減と大きく落ち込んだ。団体客のキャンセルは1865件、7万3531人に上り、損失額は6226万円だった。[br][br] 20年度決算は、運賃収入が前年比46・1%減の2億5050万円で、経常損益は6億791万円の赤字となる見込み。県や沿線自治体の補助金による特別利益を加えても、当期損益は3104万円の赤字になると見ている。[br][br] 同社によると、今後の業績は国の観光支援事業「Go To トラベル」の再開時期によって変動する可能性があるという。