県民対象宿泊キャンペーン再度実施 GoTo一時停止受け三村知事方針

三村申吾知事(中)に要望書を手渡した福士圭介理事長(右)と中村彰利支部長=22日、青森県庁
三村申吾知事(中)に要望書を手渡した福士圭介理事長(右)と中村彰利支部長=22日、青森県庁
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国の観光支援事業「Go To トラベル」が年末年始に一時停止することを受け、青森県の三村申吾知事は22日、再び県民対象の宿泊キャンペーンを早期に実施する方針を示した。取材に対し、県観光国際戦略局は「年内に.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国の観光支援事業「Go To トラベル」が年末年始に一時停止することを受け、青森県の三村申吾知事は22日、再び県民対象の宿泊キャンペーンを早期に実施する方針を示した。取材に対し、県観光国際戦略局は「年内に実施内容を公表し、他の需要喚起策と切れ目がないよう早急に始める」と強調した。県民対象の宿泊キャンペーンは今年7月にも実施し、5万泊分を販売した。[br][br] 同日、県庁で行われた県旅館ホテル生活衛生同業組合(福士圭介理事長)と日本旅館協会青森県支部(中村彰利支部長)の要望に答えた。[br][br] トラベル事業を巡っては、28日から来月1月11日まで全国一律停止することが決まっている。[br][br] 県が16日から始めた全国向けの旅行キャンペーンは、トラベル事業と合わせた運用のため、年末年始は一時停止。北東北3県民向けの宿泊キャンペーンは、12月末で終了する予定だ。[br][br] 同組合によると、各種施策で宿泊者数は前年並みに近づいていたが、トラベル事業の一時停止発表以降、年末年始の予約キャンセルが急増。忘新年会の中止も相次ぎ、旅館とホテル共に苦境に立たされている。[br][br] 要望の席上、福士理事長は「宿泊業界は厳しい状況に置かれている。観光需要の回復に向け、さらなる支援をお願いしたい」と指摘。県民対象の宿泊キャンペーンの実施と、感染防止対策の補助金拡充を求めた。[br][br] 21日の危機対策本部会議で独自の支援策検討を各部局に指示している三村知事は「非常に厳しい年の瀬を迎えると認識している。要望を重く受け止める」と述べ、早期に実施する考えをにじませた。三村申吾知事(中)に要望書を手渡した福士圭介理事長(右)と中村彰利支部長=22日、青森県庁