デーリー政懇12月例会 政治行政アナリスト・本田雅俊氏が講演

2021年の政局について展望を語る本田雅俊氏=22日、八戸市
2021年の政局について展望を語る本田雅俊氏=22日、八戸市
デーリー東北政経懇話会12月例会が22日、八戸グランドホテルで開かれ、金城大特任教授で政治行政アナリストの本田雅俊氏が「2021年の政局展望」と題して講演した。来年10月に任期満了を迎える衆院議員の解散総選挙の時期について、「五輪やパラリン.....
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 デーリー東北政経懇話会12月例会が22日、八戸グランドホテルで開かれ、金城大特任教授で政治行政アナリストの本田雅俊氏が「2021年の政局展望」と題して講演した。来年10月に任期満了を迎える衆院議員の解散総選挙の時期について、「五輪やパラリンピック後が5割」との見方を示した。[br][br] 本田氏は慶応大大学院を修了後、武蔵野女子大(現・武蔵野大)、米ジョージタウン大客員准教授などを経て、20年4月から現職。内閣官房副長官秘書や八戸市政策参与なども歴任した。[br][br] 講演で本田氏は、9月に発足した菅義偉政権が高い支持率でスタートを切ったことについて、前政権の継承を訴えたことによる安定性や本人の庶民性などが要因となった―と分析。一方で「菅首相には大きな政治的テーマや野心的な目標がない」と指摘した。[br][br] その上で、今後の政権運営に関し「首相の性格や政策を踏まえると『名中継ぎ』を目指しているのではないか。少なくとも長期政権はない」との見解を示した。[br][br] 来年10月までに確実に実施される次期衆院選に関しては▽1月が1割▽予算成立後が2割▽五輪やパラリンピック後が5割▽その他が2割―と推測。「新型コロナウイルスやインフルエンザの感染状況のほか、世論を踏まえて判断するだろう」とし、「来年1月ごろの支持率が(判断の)鍵を握る」と強調した。2021年の政局について展望を語る本田雅俊氏=22日、八戸市