三沢―東京線4便運航維持へ運営委初会合

日本航空と青森県、三沢市の3者の代表が集まり、意識を共有した「ステアリングコミッティ」の初会合=18日、同市
日本航空と青森県、三沢市の3者の代表が集まり、意識を共有した「ステアリングコミッティ」の初会合=18日、同市
日本航空と青森県、三沢市の3者は18日、10月から始まった三沢空港発着の東京(羽田)線の1日4便運航を維持するため、路線の状況や共同展開する施策の確認を行う「ステアリングコミッティ(運営委員会)」の初会合を、市公会堂で開いた。責任者を務める.....
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 日本航空と青森県、三沢市の3者は18日、10月から始まった三沢空港発着の東京(羽田)線の1日4便運航を維持するため、路線の状況や共同展開する施策の確認を行う「ステアリングコミッティ(運営委員会)」の初会合を、市公会堂で開いた。責任者を務める大貫哲也常務執行役員と青山祐治副知事、小桧山吉紀市長が三沢―東京線の現状、施策の進ちょくを確認。3者で連携して路線の認知度を高め、誘客や需要拡大に努める意識を共有した。[br][br] 三沢―東京線は、羽田空港発着枠を地方空港が競う国土交通省の政策コンテストにより増便が決定。一方、三沢と下地島(沖縄)は2021年3月末から1年間、配分先の最終決定に向けた「トライアル運航」を行うこととなっており、現時点で4便運航は22年10月末までの暫定的な体制だ。[br][br] ステアリングコミッティは、22年度以降も4便運航を継続できるよう、3者が定期的に利用状況や事業実績を確かめ、施策の効果を検証するため設置された。[br][br] 会合は冒頭以外非公開で行われ、終了後に責任者3人が取材に応じた。[br][br] 大貫常務執行役員は11月の三沢―東京線の利用状況に関し、搭乗率は4割程度だったが「コロナ禍であえいでいる状態としてはまずまず、と評価している」と説明。お得な運賃の採用など、出た意見や提案について「持ち帰って、やる前提で(企画の)作り込みに入る」と述べた。[br][br] 小桧山市長は、航空需要の拡大に向けて八戸市などの企業訪問の必要性を強調。子どもを中心に航空機の良さや利便性を周知するため、三沢空港発着の遊覧飛行の企画を提案したことを明かした。次回会合は来年4月ごろに開かれる予定。日本航空と青森県、三沢市の3者の代表が集まり、意識を共有した「ステアリングコミッティ」の初会合=18日、同市