規制委のMOX工場合格に異議 核燃阻止原告団が抗議文

MOX燃料加工工場の新規制基準適合の判断に異議を唱える浅石紘爾代表(右)=14日、青森県庁
MOX燃料加工工場の新規制基準適合の判断に異議を唱える浅石紘爾代表(右)=14日、青森県庁
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団(浅石紘爾代表)は14日、日本原燃のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場(六ケ所村)が新規制基準に適合しているとした判断に対し、異議を唱える抗議文を原子力規制委員会へ送付したと明らかにした。 .....
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 核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団(浅石紘爾代表)は14日、日本原燃のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場(六ケ所村)が新規制基準に適合しているとした判断に対し、異議を唱える抗議文を原子力規制委員会へ送付したと明らかにした。[br][br] 規制委は9日にMOX工場が新基準に適合していると認める審査書を決定し、6年11カ月にわたる審査が終了した。[br][br] 抗議文では、鉄筋腐食となどトラブルが続く原燃の能力欠如を指摘し、規制委が公正中立な立場にないと批判した。[br][br] 14日に青森県庁で会見した浅石代表は、電気事業連合会がMOX燃料を利用する原発の導入目標を「2030年度までに少なくとも12基」に見直す方向で検討していることに関して「机上の夢物語」と糾弾した。[br][br] 原告団は、使用済み核燃料再処理工場などを対象に行政訴訟を起こしている。浅石代表はMOX工場に関する訴訟を「前向きに検討している」と述べた。 MOX燃料加工工場の新規制基準適合の判断に異議を唱える浅石紘爾代表(右)=14日、青森県庁