野田村議会、高レベル廃棄物拒否条例を可決／北奥羽で制定初

2020年12月11日 19:51

野田村議会は１１日の定例会本会議で、原発から出る高レベル放射性廃棄物（核のゴミ）などの持ち込みを拒否する条例案を全会一致で可決した。核のゴミを拒否する条例の制定は北奥羽地方で初めて。　条例は原子力関連施設から発生する全ての放射性廃棄物を受け.....

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　野田村議会は１１日の定例会本会議で、原発から出る高レベル放射性廃棄物（核のゴミ）などの持ち込みを拒否する条例案を全会一致で可決した。核のゴミを拒否する条例の制定は北奥羽地方で初めて。[br][br]　条例は原子力関連施設から発生する全ての放射性廃棄物を受け入れないとし、処分に関する研究や調査にも応じないと規定。持ち込みに関する情報があった場合、村は近隣市町村に知らせるとともに、必要な措置を講じるとした。１１日付で公布・施行された。[br][br]　条例化を巡っては、村議会が９月の定例会で住民団体から提出された請願を採択。これを受け、村が今議会に条例案を提案した。[br][br]　小田祐士村長は取材に「１０万年先も安全だと言い切ることはできない。村議会の請願採択には、そうした住民の不安が反映されたと受け止めた」と語った。[br][br]　岩手県沿岸の市町村では同様の動きが広がっており、宮古市や釜石市でも条例が制定されている。