青い森信金20年度中間決算 3期ぶりの減収減益

青い森信用金庫は30日、2020年度の中間決算に当たる仮決算(4~9月)を発表した。売上高に相当する経常収益は39億5500万円(前年同期比8・98%減)、純利益は2億9400万円(34・57%減)で、3期ぶりの減収減益となった。 経常収益.....
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 青い森信用金庫は30日、2020年度の中間決算に当たる仮決算(4~9月)を発表した。売上高に相当する経常収益は39億5500万円(前年同期比8・98%減)、純利益は2億9400万円(34・57%減)で、3期ぶりの減収減益となった。[br][br] 経常収益の減収は、新型コロナウイルスの影響を受ける中小企業・小規模事業者への無担保・無利息融資の実行などにより、貸出金利回りが低下したのが主な要因。投資信託解約益の減少で、有価証券利息配当金も前年実績を下回った。[br][br] 一方、経常費用は36億2800万円(6・73%減)に縮小。計画的に進めている店舗の統廃合効果で経費を削減するなどし、経常利益は3億2700万円(28・19%減)を確保した。本業のもうけを示すコア業務純益は3億1100万円(4・47%減)だった。[br][br] 預金残高は6321億100万円(3・26%増)、貸出金残高は2400億9400万円(4・40%増)。金融再生法開示債権の総額は175億9100万円(1・28%増)で、保全率は84・67%となった。[br][br] 金融機関の経営の健全性に関する指標となる自己資本比率は10・68%で0・37ポイント低下したが、国内基準の4%を上回っている。