事業系食品ロス1人1日120グラム/全国平均の1・7倍 青森県が初調査

青森県は25日、県内食品関連事業所を対象とした食品ロス実態調査の結果を明らかにした。事業系に関連する食品ロスの調査は初めてで、県民1人1日当たりの食品ロス発生量は約120グラムで、全国平均約71グラムの1・7倍だった。県は本年度内に第4次県.....
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 青森県は25日、県内食品関連事業所を対象とした食品ロス実態調査の結果を明らかにした。事業系に関連する食品ロスの調査は初めてで、県民1人1日当たりの食品ロス発生量は約120グラムで、全国平均約71グラムの1・7倍だった。県は本年度内に第4次県循環型社会推進計画(2021~25年度)を策定し、食品ロス削減に重点的に取り組む。[br][br] 同日、青森市で行われた県循環型社会形成推進委員会で報告した。 調査は18年度に実施。県内の食品関連事業所1万3750社のうち1155社を対象に行い、351社から有効回答を得た。[br][br] 食品ロス発生量は5万6千トン。魚の骨など不可食部を含む食品廃棄物全体は24万7千トンだった。業種別で見ると、食品製造業が40・6%と最多。発生要因として「規格外品」や「鮮度低下」が挙げられた。[br][br] 県民1人1日当たりの発生量が全国値を上回った要因について、県環境政策課は「県民1人当たりの食品製造業の事業所数が全国より1・6倍多いため」としている。[br][br] 県は第4次計画で、事業所に対し規格外や未利用食材の加工や販売を促す。計画は12月にパブリックコメント(意見公募)が行われ、来年3月に策定される見通し。