コロナと地震の「複合災害」想定 八戸圏域水道企業団が防災訓練

職員がアルコール消毒を行うなどの感染症対策を取った応急給水訓練
職員がアルコール消毒を行うなどの感染症対策を取った応急給水訓練
八戸圏域水道企業団(企業長・小林眞八戸市長)は18日、同市の企業団本庁舎やYSアリーナ八戸の駐車場などで、新型コロナウイルス感染症がまん延し、さらに地震災害が発生する「複合災害」を想定し、総合防災訓練を実施した。企業団や圏域市町の関係者53.....
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 八戸圏域水道企業団(企業長・小林眞八戸市長)は18日、同市の企業団本庁舎やYSアリーナ八戸の駐車場などで、新型コロナウイルス感染症がまん延し、さらに地震災害が発生する「複合災害」を想定し、総合防災訓練を実施した。企業団や圏域市町の関係者53人が、ウイルス対策と断水時の対応について確認した。[br][br] 訓練は、企業団本庁舎の職員2人が新型コロナに感染し、消毒を行うなど対策を強化しているさなかに、同市で震度6強を観測する地震が発生。市内各所で漏水が発生し、市中心街や根城、三条、一日市地区など、3万2千戸余りで断水した―と想定し行われた。[br][br] 企業団本庁舎に災害対策本部が設置され、本部長の古川勲副企業長の指示の下、圏域市町の庁舎や応急給水地点をインターネットで結び対応を協議した。[br][br] 応急給水訓練が行われたYSアリーナ八戸駐車場では、職員が給水の度にアルコール消毒を行ったほか、市民の行列の間を空けるよう呼び掛けるなど、連携を確認。経営企画課財政運営グループの宮崎克敏主査(32)が、現場の様子をスマートフォンで撮影しながら本部に現状を報告した。[br][br] 宮崎主査は「新型コロナ対策を組み合わせた対応について確認できた。訓練を生かし、いついかなる時も住民に水を供給できるよう努めたい」と話した。職員がアルコール消毒を行うなどの感染症対策を取った応急給水訓練