環境省「国立公園満喫プロジェクト」5年間延長へ

青森県は20日の県議会商工労働観光エネルギー常任委員会で、本年度が最終年度となる環境省の国立公園満喫プロジェクトについて、取組期間が5年間延長される見通しであることを明らかにした。同プロジェクトは十和田八幡平国立公園など国内8カ所で展開。県.....
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 青森県は20日の県議会商工労働観光エネルギー常任委員会で、本年度が最終年度となる環境省の国立公園満喫プロジェクトについて、取組期間が5年間延長される見通しであることを明らかにした。同プロジェクトは十和田八幡平国立公園など国内8カ所で展開。県観光企画課は「観光商品の開発や景観整備などが進み、利用者も増加傾向にある。国や地元と連携しながら、魅力をさらに高めていきたい」と述べた。[br][br] 同プロジェクトはインバウンド(訪日外国人客)対策を通じ、国立公園の魅力を高めようと2016年度から実施。同国立公園では、十和田湖畔の広場整備や廃屋撤去による景観向上、冬季のナイトツアーバスや信仰を生かしたツアー開発などを行っている。[br][br] 県によると、同国立公園内の観光地点10カ所の入り込み客数は、16年が207万46人だったのに対し、19年は10・7%増の229万898人。9施設の宿泊者数は、16年が24万2350人で、19年は10・1%増の26万6733人。冬季観光の充実やインバウンドの伸びで増加傾向だった。[br][br] 県や地元の十和田市はさらなる振興を図ろうと、環境省に期間延長を働き掛けていた。同省は来年度の予算要求に、同プロジェクト推進事業費を盛り込んでおり、新型コロナウイルスを踏まえ、国内の誘客にも注力する考え。