八戸港にサバ1447トン 型、脂の乗り上々、高値傾向に

数量、サイズとも上向き傾向の八戸港のサバ=19日、八戸市第1魚市場
数量、サイズとも上向き傾向の八戸港のサバ=19日、八戸市第1魚市場
八戸港で19日、三陸沖で操業している大中型巻き網船団の運搬船29隻が、サバ1447トンを水揚げした。数量は今季最多を更新。サイズも小ぶりだった前日までから一気に向上し、脂の乗りも良く、市場関係者は「これが本当の(八戸の)サバ」と太鼓判を押し.....
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八戸港で19日、三陸沖で操業している大中型巻き網船団の運搬船29隻が、サバ1447トンを水揚げした。数量は今季最多を更新。サイズも小ぶりだった前日までから一気に向上し、脂の乗りも良く、市場関係者は「これが本当の(八戸の)サバ」と太鼓判を押した。[br][br] 船団は18日夜から19日未明、八戸前沖から久慈沖にかけ操業。船関係者によると、昨年の同時期に比べサバの群れが小規模に分散しているもようで、船によって漁獲に差があるという。[br][br] 入札の結果、10キロ当たり1820~550円で取引された。ある仲買人は「今年は値段の変動が少なく、高値が続いている」と指摘する。[br][br] 市場関係者によると、魚体は300~500グラムが中心。600グラム台も交じる。脂の乗りも上々で、総じて缶詰や締めさばといった加工にも適したサイズも多い。関係者は「19日を境に魚体が変わった感じだ」と話す。[br][br] 八戸前沖さばブランド推進協議会によると、同日水揚げ分のサバの粗脂肪分量はサイズによってS(242・7グラム)14・4%、M(349・0グラム)15・7%、L(497・0グラム)20・8%、LL(614・0グラム)23・5%となった。今後、八戸前沖さばの認定に向け、準備が進む。[br][br] 同日夜から22日夕までは、しけの影響で休漁となる見込み。関係者は「しけが明けると状況が変わる可能性があり、どうなるか」と話した。数量、サイズとも上向き傾向の八戸港のサバ=19日、八戸市第1魚市場