新車届出台数13カ月ぶりプラス/東北6県10月

東北運輸局が9日発表した2020年10月の東北6県の新車新規登録届け出台数(速報値)によると、青森県は前年同月比31・7%増の4880台で、増減率が19年9月以来1年1カ月ぶりに増加に転じた。全国調査でも同様の傾向となり、新型コロナウイルス.....
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 東北運輸局が9日発表した2020年10月の東北6県の新車新規登録届け出台数(速報値)によると、青森県は前年同月比31・7%増の4880台で、増減率が19年9月以来1年1カ月ぶりに増加に転じた。全国調査でも同様の傾向となり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が落ち着き、好転の要因となったとみられる。[br][br] 新車新規登録届け出台数は、国交省が普通乗用車や小型乗用車、貨物自動車、軽自動車などの合計を月ごとに集計。景況感を示す重要な数値として景気動向の分析に活用されている。[br][br] 内訳は、普通が25%増の1041台、小型が20%増の1235台、貨物が41%増の289台。軽自動車は伸びが顕著で40・1%増の2167台。[br][br] 4、5月は新型コロナの影響が特に深刻で、4月28・7%減、5月38%減と大きく落ち込んだ。プラスに転じた要因では、19年10月の消費増税を前にした駆け込み需要の反動で減少していた影響もあったとみられる。[br][br] 同運輸局の担当者は「プラスになったのは明るい兆し。コロナの影響は落ち着いている」としている。[br][br] このほか、岩手県は22・8%増の4223台で、青森と同様に1年1カ月ぶりのプラス。東北6県の合計は新車投入効果もあり、26・8%増の3万2077台だった。