春季県大会でノーヒットノーラン2回達成

石田(八電)また快投 ノーヒットノーラン 春の県下高校野球選手権大会兼東北高校野球選手権大会県予選の四日目は五日、弘前市営球場、東義球場で二回戦四試合が行われたが、東義球場での青森―八戸戦が延長十一回4―4の日没引き分けとなり、五日夜の兼高.....
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石田(八電)また快投 ノーヒットノーラン  春の県下高校野球選手権大会兼東北高校野球選手権大会県予選の四日目は五日、弘前市営球場、東義球場で二回戦四試合が行われたが、東義球場での青森―八戸戦が延長十一回4―4の日没引き分けとなり、五日夜の兼高野連理事会で今大会の決勝は中止することにした。五日目の六日は市営球場で青森―八戸の二回戦再試合と八戸電波―弘前工の準決勝に試合を行い、八戸電波が東北大会出場の一番乗りをあげた。午後一時からの準決勝第一試合では地元弘工を迎えて八電石田投手がまたも無安打無得点試合を達成、野球部結成以来四年目にしてはやくも東北大会への出場権を獲得した。きょう七日は午前十時から準決勝第二試合の青高―八工の一戦が行われる。 ▽準決勝 弘工 000000000―0 八電 60000000×―6 (弘)工藤、山内、大原―須藤 (八)石田―石鉢  【評】八電一回の攻撃は無死二、三塁から佐京の三遊間安打で2点。代わった山内、大原投手からも四球、失策に石田、佐々木の安打が続いて4点をはやくも初回に勝負が決まった。しかもこの6点は一番から六番まで連続得点という珍しい記録。石田投手はこの試合でも14三振を奪い四球、失策で二走者だけに抑えこの大会で二度にわたってノーヒットノーランという偉業を成し遂げた。戦後県大会で無得点無安打試合を達成した投手は春に石田だが今回で2度、夏は宮崎(八戸)、坂本(青森)、秋に工藤(青森)の3投手だけだったのをみても石田の非凡な素質がわかる。弘工は全校生徒千八百人を動員してスタンドを埋め、後半は一本の安打を願う歓声で球場が包まれたが、石田は動ずることもなく東北大会出場の大黒柱になった。  なおこの試合一回裏に四球で出塁した八電の一番寺下が二盗を成功させたとき右足首をベースにひっかけて足首を骨折、全治三カ月の重傷を負い夏の大会出場も危ぶまれている。