県南4農協 山美氏(八戸農協)副会長に推薦 

記者会見を開いた県南地方の4農協組合長=27日、三沢市
記者会見を開いた県南地方の4農協組合長=27日、三沢市
青森県農協中央会の副会長選出が難航している問題で、県南地方の4農協組合長は27日、三沢市で記者会見し、4農協として4度目の立候補を予定する八戸農協の山美喜正組合長を推す方針を示した。会見を開いて県南側組合長の意思を発表すること自体が異例で、.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県農協中央会の副会長選出が難航している問題で、県南地方の4農協組合長は27日、三沢市で記者会見し、4農協として4度目の立候補を予定する八戸農協の山美喜正組合長を推す方針を示した。会見を開いて県南側組合長の意思を発表すること自体が異例で、副会長選びで生じた津軽側との溝の深さが浮き彫りになった格好だ。[br][br] 副会長選出は前職の辞任に伴うもの。県農協中央会の会長と副会長は県全体のバランスを踏まえて県南側と津軽側の農協組合長がそれぞれ就任するのが慣例だ。現在の阿保直延会長が津軽みらい農協(本店・平川市)出身のため、本来は県南側が副会長に就くはずだが、山美氏がこれまでに3度立候補し、いずれも否決された。最初の立候補段階で関係者間の調整がうまくいかなかったのが要因とみられる。[br][br] 会見には、おいらせ農協の沖澤繁弥組合長、十和田おいらせ農協の畠山一男組合長、ゆうき青森農協の乙部輝雄組合長、山美氏が出席した。[br][br] 沖澤氏は「組合員や関係者が山美氏の否決に疑問を持ち、指導機関である県農協中央会に不信感を抱く声が増えてきた」と指摘。山美氏が3度否決された原因に関し、4氏は「分からない」と口をそろえ、役員推薦会議で行う資格審査に反するような要素は一切ないと主張した。[br][br] 山美氏は「自由な意見が言えるような場をつくりたい」と語り、改めて4度目の立候補に意欲を見せた。[br][br] 青森県農協中央会は11月11日まで立候補を受け付け、16日に役員推薦会議を開く。記者会見を開いた県南地方の4農協組合長=27日、三沢市