豚熱ワクチン対象は26万頭 青森県が見通し

豚やイノシシの伝染病「豚熱(CSF)」のワクチン接種推奨地域に青森県が指定された場合の対応について、県は14日、子豚を除いた約26万頭が1回目の接種対象になるとの見通しを明らかにした。今後、飼育豚へ接種を行うための県内の体制確保を検討してい.....
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 豚やイノシシの伝染病「豚熱(CSF)」のワクチン接種推奨地域に青森県が指定された場合の対応について、県は14日、子豚を除いた約26万頭が1回目の接種対象になるとの見通しを明らかにした。今後、飼育豚へ接種を行うための県内の体制確保を検討していく方針。[br][br] 同日の県議会決算特別委員会で、坂田裕治農林水産部長が説明した。 豚熱は強い伝染力と高い致死率が特徴。今年9月に福島県内で野生イノシシ1頭の死体から豚熱が確認された。2018年に国内で26年ぶりに確認されて以降では東北初の感染だった。[br][br] 福島、宮城、山形の3県は国から豚熱ワクチン接種推奨地域に指定され、既に接種を開始している。推奨地域に指定されると、県は接種の開始時期や対象範囲などを決める。[br][br] 青森県畜産課によると、今年2月時点で県内の飼育豚は約35万頭。接種は複数回必要で、初回は月齢2カ月未満の子豚を除いた約26万頭が対象。2回目以降から接種対象を広げる。県は県内の家畜衛生保健所の獣医師職員に加え、県獣医師会など関係機関と発生時の対応を検討している。