青森県特定最賃3~4円引き上げを 審議会、青森労働局に答申

請園清人局長(右)に答申する石岡隆司会長=13日、青森市
請園清人局長(右)に答申する石岡隆司会長=13日、青森市
青森地方最低賃金審議会(会長・石岡隆司弁護士)は13日、青森県特定(産業別)最低賃金が定められた鉄鋼業など4業種について、時給を現行から3~4円引き上げるよう青森労働局(請園清人局長)に答申した。新型コロナウイルスの影響で、引き上げ幅は東日.....
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 青森地方最低賃金審議会(会長・石岡隆司弁護士)は13日、青森県特定(産業別)最低賃金が定められた鉄鋼業など4業種について、時給を現行から3~4円引き上げるよう青森労働局(請園清人局長)に答申した。新型コロナウイルスの影響で、引き上げ幅は東日本大震災発生後の2011年度以来の低水準に落ち込んだ。早ければ11月13日の官報公示を経て、12月21日に発効する。[br][br] 特定最低賃金は、都道府県内の全ての労働者と使用者を対象にした地域別最低賃金とは別に、金額水準の高い最低賃金を定める必要がある業種で設定される。[br][br] 答申によると、新たな最低賃金は▽鉄鋼業=903円(現行比3円増)▽電気機械器具等製造業=833円(4円増)▽各種商品小売業=825円(4円増)▽自動車小売業=864円(3円増)。[br][br] 対象者は、鉄鋼業1256人、電気機械器具等製造業6896人、各種商品小売業3063人、自動車小売業4522人。[br][br] 今回の改定を巡っては、労使双方の代表者や学識経験者ら15人で組織する同審議会が、9月に青森労働局長から諮問を受け、専門部会を設置して検討。この日の会合では、全会一致(1人欠席)で答申内容を決めた。今月28日まで異議申し立てを受け付ける。[br][br] 石岡会長は取材に対し、「新型コロナで先行きに不透明感があり、上げ幅が少額になったのはやむを得ない」と述べた。請園清人局長(右)に答申する石岡隆司会長=13日、青森市