青年海外協力隊でザンビアにいた堀野さん帰国/二戸市長を訪問

ザンビアでの経験を報告する堀野清華さん(左)
ザンビアでの経験を報告する堀野清華さん(左)
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてアフリカ南部のザンビアに派遣された二戸市出身の堀野清華さん(27)が6日、市役所で藤原淳市長に現地での活動を報告した。新型コロナウイルスの影響で3月に帰国し、9月で2年間の任期を終えた堀野さん.....
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 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてアフリカ南部のザンビアに派遣された二戸市出身の堀野清華さん(27)が6日、市役所で藤原淳市長に現地での活動を報告した。新型コロナウイルスの影響で3月に帰国し、9月で2年間の任期を終えた堀野さんは「国や人種が違ってもみんな同じ人間。国境を越え、世界中の人が助け合えればいい」と語った。[br][br] 県内の銀行に2年間務めて退職し、2018年9月にザンビア東部に位置するチパタに赴任。現地の役場で、貧困層向けに無担保で少額の貸し付けを行う「マイクロファイナンス」業務や稲作の普及活動に従事した。現地では住民に顔を覚えてもらうために、自宅から職場までの5キロを歩いて通ったという。[br][br] マイクロファイナンスでは、受益者から回収したお金が次に貸し出す資金となるため、返済業務の手伝いに力を入れたほか、実際に市場に出向き、商売をしている人の困り事などを聞いて回った。[br][br] 現地での生活で印象深い出来事については、肌の色などの人種問題で住民とけんかになったものの、互いに率直に話して理解し合えたことを挙げた。[br][br] 報告を受け、藤原市長は「目が輝いていて、たくましくなって帰って来た。二戸の子どもたちにも経験を伝えてほしい」と述べた。[br][br] 堀野さんは「今後は開発経済学の専門性を高め、発展途上国などで国際開発の仕事に携わりたい」とさらなる飛躍に意欲を示した。ザンビアでの経験を報告する堀野清華さん(左)