岡三沢地区住民、早期の移転措置求める/基地航空機騒音問題で

小桧山吉紀三沢市長(手前右)に陳情書を渡す小泉愃司会長=30日、市役所
小桧山吉紀三沢市長(手前右)に陳情書を渡す小泉愃司会長=30日、市役所
三沢基地の航空機騒音問題で、滑走路に近い三沢市の岡三沢4、5丁目町内会移転部会(山本紀雄部長)と岡三沢6丁目町内会(小泉愃司会長)は30日、市と市議会に対し、早期の移転措置や、住宅防音工事対象区域などの指定の基となる「騒音コンター」の見直し.....
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 三沢基地の航空機騒音問題で、滑走路に近い三沢市の岡三沢4、5丁目町内会移転部会(山本紀雄部長)と岡三沢6丁目町内会(小泉愃司会長)は30日、市と市議会に対し、早期の移転措置や、住宅防音工事対象区域などの指定の基となる「騒音コンター」の見直しに向けた騒音調査の実施を求めて陳情した。[br][br] 住民31人が市役所を訪問。小泉会長が、小桧山吉紀市長と小比類巻雅彦議長に陳情書を渡した。[br][br] 小桧山市長は、東北防衛局が航空自衛隊三沢基地への最新鋭ステルス戦闘機F35A配備を巡り、2017、18年度に岡三沢5、6丁目地区で実施した騒音調査で、暫定的数値ながらも移転対象となる第2種区域の指定基準値を超えたことを挙げ、「地区の移転が早期にかなうよう、国に粘り強く問題の解決を求めていく」と述べた。[br][br] 小泉会長は「町内には若い人が住まなくなり、残るのは高齢者ばかり。F35Aが40機も配備されると、町内に住める状況ではなくなるだろう。移転するしか道はない」と訴え、小桧山市長に地域の実情を考慮した上での対処を強く求めた。[br][br] 両会は7日、東北防衛局に同様の陳情を行う。[br][br] 市によると、小桧山市長は今月上旬、岸信夫防衛相へのあいさつのため防衛省を訪問する予定。市全体の基地対策の課題を伝えるとみられる。小桧山吉紀三沢市長(手前右)に陳情書を渡す小泉愃司会長=30日、市役所