十和田市立下切田小が南小に統合へ/22年4月から

2021年度末で閉校となる下切田小=18日、十和田市
2021年度末で閉校となる下切田小=18日、十和田市
十和田市教委は18日、児童数が減少する下切田小について、2022年3月で閉校し、同4月から学区が隣接する南小に統合することを明らかにした。市議会全員協議会で報告した。 下切田小は1876年創立の旧切田小が前身。本年度の全校児童数は8人で、複.....
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 十和田市教委は18日、児童数が減少する下切田小について、2022年3月で閉校し、同4月から学区が隣接する南小に統合することを明らかにした。市議会全員協議会で報告した。[br] 下切田小は1876年創立の旧切田小が前身。本年度の全校児童数は8人で、複式2学級で授業を行っている。21、22年度は新入生各1人を見込んでいるが、児童数は最大4人で、児童0となる学年もある見込み。南小の本年度児童数は507人。[br] 市教委によると、昨年中に下切田小学区の保護者や学校関係者らを対象に、学校の在り方について懇談会を開催。今春には、市教委の統合方針案を書面で関係者らに送付すると共にアンケートを実施したところ、「賛成」「やむを得ない」との回答が多数を占めた。その後の地区懇談会などでも統合への住民理解が得られたという。[br] 市教委は協議会の席上、統廃合の理由について「児童数減少で社会性や協調性などを育むといった、本来学校が持つ集団的機能の低下が懸念されるため」と説明した。[br] 下切田小の統廃合は今後、市の学校設置条例改正などを経て、正式決定する。2021年度末で閉校となる下切田小=18日、十和田市