23病院で経常赤字27億円/青森県内自治体病院

青森県は18日、県立を除く県内23の自治体病院の2019年度決算見込みをまとめた。全体の経常損益は27億9600万円の赤字で、赤字幅は前年度に比べ16億5900万円拡大。赤字の要因は入院収入の減収や職員給与費など経費が増加したため。前年度よ.....
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 青森県は18日、県立を除く県内23の自治体病院の2019年度決算見込みをまとめた。全体の経常損益は27億9600万円の赤字で、赤字幅は前年度に比べ16億5900万円拡大。赤字の要因は入院収入の減収や職員給与費など経費が増加したため。前年度より1施設多い13施設が赤字を計上し、資金不足額も1億3000万円増えて36億4800万円に上るなど、依然として厳しい経営状況となっている。[br] 県南地方の12病院のうち、経常損益で赤字となったのは十和田市立中央病院、三沢市立三沢病院など9病院。八戸市立市民病院やむつ総合病院など3病院が黒字だった。五戸総合病院は入院収入の減少により赤字に転落した。[br] 資金不足なのは県南で十和田市立中央病院や三戸中央病院など6病院。そのうち、五戸総合病院を除く5病院では金額は拡大した。全23病院の資金不足額は3・7%増加した。[br] 全体の総収益は953億4700万円(前年度比0・7%増)、総費用は955億9500万円(1・3%増)。総収益から総費用を差し引いた純損益は2億4800万円の赤字だった。