コロナ禍でどう社会貢献 十和田で黒にんにくサミット

柏崎進一理事長(前列右から3番目)ら、記念撮影をする参加者
柏崎進一理事長(前列右から3番目)ら、記念撮影をする参加者
「第5回世界黒にんにくサミット」が6日、十和田市のJA十和田おいらせ本店で開かれた。関係者約50人が黒ニンニクの機能性の高さを再確認しながら、新型コロナウイルスの影響で変化する社会に対し、業界としてどのように貢献できるかを考える機会とした。.....
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 「第5回世界黒にんにくサミット」が6日、十和田市のJA十和田おいらせ本店で開かれた。関係者約50人が黒ニンニクの機能性の高さを再確認しながら、新型コロナウイルスの影響で変化する社会に対し、業界としてどのように貢献できるかを考える機会とした。[br] 青森県黒にんにく協会(柏崎進一理事長)、NPO法人黒にんにく国際会議(同)が主催し、2016年から毎年9月6日に開催。同市を会場とするのは初めてで、新型コロナにより例年より規模を縮小した。[br] 同協会は今春、新型コロナに最前線で対応する医療従事者を応援しようと、同市立中央病院など県内外の48医療機関に、黒ニンニク計643キロを無償提供する応援プロジェクトを展開した。[br] サミットではプロジェクトの報告が行われ、出席した同病院の丹野弘晃事業管理者は「提供は当院で院内感染が起きた時期。心身共に元気パワーを注入してもらった」と感謝を述べた。[br] プレゼンテーションでは、東北医科薬科大の佐々木健郎教授が、黒ニンニクはストレス緩和や睡眠補助への寄与も期待できるとし、「一つの食材として毎日摂取するのが良い。ストレス社会で戦う武器になる」と強調した。[br] 最後に、柏崎理事長が「ウィズコロナ、アフターコロナにおける黒ニンニクの効果的な活用方法を研究し、一層の普及推進を図る」などとするサミット宣言を行った。[br] サミットでは、海外からのリモート出演もあり、柏崎理事長は終了後の取材に、「コロナ禍でも開催したことに意義がある。業界として社会に貢献できる形を探していく」と話した。[br] また、「第5回世界黒にんにく料理審査会」は、今回は県内の高校生を対象に開催。9点の応募があり、千葉高調理課2年の髙坂優佳さんが優勝した。柏崎進一理事長(前列右から3番目)ら、記念撮影をする参加者