近海スルメイカ147トン今季初水揚げ/八戸港 

中型底引き網船によるスルメイカの水揚げ=5日、八戸市の旧市第2魚市場前岸壁
中型底引き網船によるスルメイカの水揚げ=5日、八戸市の旧市第2魚市場前岸壁
八戸港を拠点とする中型底引き網(トロール)船が5日、近海で今季の漁を始め、スルメイカ147トンを初水揚げした。昨季の初日に比べ数量は17%増だったが、相場は1割ほど下回った。今季は1日の解禁日以降、しけで操業できない日が続いていただけに、関.....
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八戸港を拠点とする中型底引き網(トロール)船が5日、近海で今季の漁を始め、スルメイカ147トンを初水揚げした。昨季の初日に比べ数量は17%増だったが、相場は1割ほど下回った。今季は1日の解禁日以降、しけで操業できない日が続いていただけに、関係者は「安定して漁が続いてくれれば」と期待を寄せている。[br] 12隻が5日未明に出漁し、主に八戸沖で操業。同日午後2時ごろから旧八戸市第2魚市場前の岸壁に次々と着岸し、水揚げ作業に当たった。スルメイカは一匹当たり150グラム前後の小型サイズが主体で、入札の結果、木箱入り20キロで9700円~9170円の値が付いた。大半が加工原料として使われる。[br] 市場関係者は「サイズが小さいことなどから昨年より安かった可能性がある」と指摘。八戸魚市場の越後正幸取締役は「スルメは全国的に品薄で、他魚種と比べても高価。とにかく、切れ目なく水揚げが続いてほしい」と話した。[br] 中型底引き網船の漁期は9月~翌年6月末で、12月ごろまでは主にスルメイカ漁を行う。中型底引き網船によるスルメイカの水揚げ=5日、八戸市の旧市第2魚市場前岸壁