青い森クラウドベース、「ナオヨシ」(東京)子会社に事業譲渡

六ケ所村のむつ小川原開発地区でデータセンターを運営する、民事再生手続き中の「青い森クラウドベース」(弘前市)のスポンサーが、情報処理業や物流業など19社を傘下に収める持ち株会社「ナオヨシ」(東京都、井ノ瀬広和代表)に決まったことが4日、関係.....
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 六ケ所村のむつ小川原開発地区でデータセンターを運営する、民事再生手続き中の「青い森クラウドベース」(弘前市)のスポンサーが、情報処理業や物流業など19社を傘下に収める持ち株会社「ナオヨシ」(東京都、井ノ瀬広和代表)に決まったことが4日、関係者への取材で分かった。ナオヨシが7月に設立した子会社「青い森データソリューション」(青森市、同代表)が事業を引き継ぐ。[br] 青い森クラウドベースは、八戸市などのIT企業3社が出資して2014年に設立。県はむつ小川原開発地区へのデータセンター誘致を後押しし、土地所得や建物整備など2億円以上の補助金を拠出した。[br] ただ、有力な顧客と見込んだ仮想通貨関連事業者の獲得に失敗。大幅な赤字が続き、約27億円の負債を抱え、20年3月に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、スポンサーを募集していた。[br] 青い森クラウドベースによると、8月19日にナオヨシ、青い森データソリューションとの3者で譲渡契約を締結し、28日に事業を譲渡した。青い森クラウドベースの従業員8人と、データを管理している顧客も引き継ぎ、運営を継続しているという。