イカ釣り漁船 爆発炎上 1人死亡、東通の乗組員か/秋田港

 秋田港で炎上するイカ釣り漁船「第10喜宝丸」=3日、秋田市(秋田海上保安部提供)
 秋田港で炎上するイカ釣り漁船「第10喜宝丸」=3日、秋田市(秋田海上保安部提供)
3日午前10時10分ごろ、秋田市土崎港西1丁目の秋田港で、東通村の野牛漁協に所属するイカ釣り漁船、第10喜宝丸(14トン)が爆発、炎上した。秋田海上保安部によると、焼け跡から1人の遺体が見つかった。東通村の乗組員の男性(58)の可能性がある.....
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 3日午前10時10分ごろ、秋田市土崎港西1丁目の秋田港で、東通村の野牛漁協に所属するイカ釣り漁船、第10喜宝丸(14トン)が爆発、炎上した。秋田海上保安部によると、焼け跡から1人の遺体が見つかった。東通村の乗組員の男性(58)の可能性があるとみて身元の確認を進めるとともに、出火原因を調べる。[br] 海保によると、遺体は船首付近で見つかった。爆発した漁船は当時、岸壁とロープでつながった状態で停泊していたが、爆発後何らかの原因でロープが外れ、北西約1・6キロの岸に炎上しながら漂着した。近くに停泊していたいずれも同漁協の船3隻にも延焼したが、約1時間20分後に鎮火し、けが人はいなかった。[br] 第10喜宝丸の杉本現貴(すぎもとげんき)船長(42)によると、1日からしけで漁に出ておらず、男性乗組員は船で寝泊まりしていたという。船長は乗船していなかった。[br] 複数の目撃者によると、船はバッテリーが積まれていた中央部分から出火したといい、杉本船長は「バッテリーが原因なのではないか」と話した。50代の男性漁師は「花火が上がったようなドンという音がした。すごい勢いで炎が上がっていた」と驚いた様子だった。[br] 現場はJR土崎駅から南西に約1キロ。 秋田港で炎上するイカ釣り漁船「第10喜宝丸」=3日、秋田市(秋田海上保安部提供)