県立高校再編の意見交換会スタート 東青と上北皮切りに

郡部にある学校の存続を求める声が上がった上北地区意見交換会=3日、三沢市
郡部にある学校の存続を求める声が上がった上北地区意見交換会=3日、三沢市
青森県立高校教育改革推進計画第2期実施計画(2023~27年度)策定に向けた教育関係者らによる意見交換会が3日、上北、東青地区を皮切りに始まった。15日まで。上北会場では郡部にある高校の存続を求める声が上がったほか、少子化が進む現状を踏まえ.....
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 青森県立高校教育改革推進計画第2期実施計画(2023~27年度)策定に向けた教育関係者らによる意見交換会が3日、上北、東青地区を皮切りに始まった。15日まで。上北会場では郡部にある高校の存続を求める声が上がったほか、少子化が進む現状を踏まえ、新たな学校の在り方を目指すべきとの意見もあった。[br] 第2期計画は21年秋に策定予定。県教委は具体的な学校配置などを検討するため、地元の意見を聞き取る場として地区意見交換会を設けた。上北地区は三沢市のホテルグランヒルつたやが会場となり、市町村教育長やPTA関係者ら委員17人が出席。地元の県立高校長もオブザーバーとして参加した。[br] 上北では第2期計画の5年間で3学級が減少する見込みで、複数の学校を統廃合することなどが想定される。郡部の教育長からは「地元の学校がなくなり、高校進学を諦める生徒もいる。通学できる学校を少しでも残してほしい」との意見が多く出された。[br] 人口減少に歯止めが掛からないことから商業、農業といった複数の学科を統合した学校の新設など「子どもたちの多様なニーズに応えられる総合的な学校を一定範囲の地域で造ってはどうか」との提言もあった。[br] 意見交換会は来年2月まで、県内6地区で3回ずつ開く。県教委は第1回意見交換会で出た意見を踏まえ、第2回で学校配置を具体的に示したシミュレーションを提示する。郡部にある学校の存続を求める声が上がった上北地区意見交換会=3日、三沢市