核燃サイクル協「延期」三村知事、首相辞任表明で

核燃料サイクル協議会の開催時期について説明する三村申吾知事=3日、青森県庁
核燃料サイクル協議会の開催時期について説明する三村申吾知事=3日、青森県庁
青森県の三村申吾知事は3日の定例会見で、国に開催を要請していた、官房長官ら関係閣僚と議論を交わす核燃料サイクル協議会について「安倍(晋三)首相の辞任表明があり、国と調整した結果、延期することとした」と述べ、政治情勢が落ち着いた段階で改めて日.....
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 青森県の三村申吾知事は3日の定例会見で、国に開催を要請していた、官房長官ら関係閣僚と議論を交わす核燃料サイクル協議会について「安倍(晋三)首相の辞任表明があり、国と調整した結果、延期することとした」と述べ、政治情勢が落ち着いた段階で改めて日程調整する考えを示した。[br] 三村知事は使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の完工延期などを踏まえ、8月にサイクル協議会の開催を国に要請すると表明。今月の県議会定例会開会前の開催が見込まれていた。[br] 今後、新内閣が発足する。通常であれば、知事が県内を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない―とする確約順守などを確認するため、交代した関係閣僚と会談する。ただ、協議会開催を要請している現状を踏まえ、「今回は協議会できっちりと(意向を)お伺いすることを本筋にしたい」と強調した。[br] 一方、安倍首相の健康面を気遣った上で「地方創生を含め、経済対策に本格的に取り組んでいた。新型コロナウイルスの影響もあり、道半ばの状況であるのがとても残念だ」と辞任を惜しんだ。[br] また、新型コロナで経済や医療の面で地方は危機的状況にある―と指摘し、新たな首相に「地方と国政が一緒に歩んでいくという方向性であればありがたい」と求めた。核燃料サイクル協議会の開催時期について説明する三村申吾知事=3日、青森県庁