コロナ対策に759億円 岩手県が補正予算案

岩手県は3日、新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、関連経費759億6800万円を追加する2020年度一般会計補正予算案を発表した。医療体制の充実のほか、中小企業の資金繰りや公共交通維持に向けた支援などを進める。補.....
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 岩手県は3日、新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、関連経費759億6800万円を追加する2020年度一般会計補正予算案を発表した。医療体制の充実のほか、中小企業の資金繰りや公共交通維持に向けた支援などを進める。補正予算案は8日の県議会臨時会に提案する。[br] 医療関係では、日常生活で医療行為を必要とする「医療的ケア児」について、介護者が新型コロナに感染し入院が必要な場合に短期入所事業所で受け入れるための経費補助として1億1千万円を、オンライン診療の導入に要する費用として1千万円を盛り込んだ。[br] 経済対策では、新型コロナの影響で売り上げが減少した中小企業を支援するための貸付金の融資枠を拡充する関連経費として計518億2800万円を計上。地域の足を担う鉄道、バス、タクシー事業者への交付金などとして計7億9600万円を盛った。[br] 既に実施中の観光宿泊施設緊急対策事業では、宿泊料助成を1泊2千円から3千円に増額し、さらに対象者を岩手県民から東北・新潟エリアの宿泊者に拡大する費用として5億5千万円を計上した。[br] 今回の補正に伴い、一般会計予算は総額1兆951億6400万円となる。