コロナ影響、売上高14・4%減/三菱製紙20年4~6月

八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は13日、2021年3月期第1四半期(20年4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比14・4%減の411億7300万円。純損失は赤字幅が4億8千万円拡大し、16億6100万円となった。新型コロ.....
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 八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は13日、2021年3月期第1四半期(20年4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比14・4%減の411億7300万円。純損失は赤字幅が4億8千万円拡大し、16億6100万円となった。新型コロナウイルス感染拡大で世界経済が悪化した影響を受けた。[br] 営業損失は14億7900万円、経常損失は12億3600万円で、それぞれ赤字幅が8億8千万円、4億4700万円膨らんだ。[br] 外出自粛や相次ぐイベントの中止を背景に、国内外の市場で印刷・情報用紙の需要減退が加速し、写真感光材料やインクジェット用紙などのイメージング分野への影響も広がった。[br] 八戸工場を中心とした紙・パルプ事業の売上高は14・3%減の319億5200万円。営業損失は赤字幅が2億7900万円拡大し、11億4700万円だった。八戸工場は例年、6月中に2週間程度の定期修理を実施しており、一時的に稼働が停止するため、第1四半期は赤字傾向にある。[br] 一方、21年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナの影響で依然として未定としている。