第二みちのく有料道路、検討委員会初会合/現状、課題を確認

2022年3月に料金徴収期間の満期を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町~六戸町、9・7キロ)の在り方を議論する青森県の検討委員会は3日、青森市で初会合を開いた。料金徴収期間延長の是非など検討委としての意見を21年中に集約し、三村申吾知事.....
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 2022年3月に料金徴収期間の満期を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町~六戸町、9・7キロ)の在り方を議論する青森県の検討委員会は3日、青森市で初会合を開いた。料金徴収期間延長の是非など検討委としての意見を21年中に集約し、三村申吾知事へ提言する。[br] 第二みちのく有料道路は1992年に供用開始。財源とした市中銀行からの借入金や県の出資金を、通行時の料金収入で償還していた。債務残高は、料金徴収の満期である22年3月時点で、県の出資金19億3千万円を含む計39億1千万円に上る見通し。期限内の完済は困難な状況にある。[br] 検討委は有識者ら6人で構成される。初会合では、委員長に八戸工業大工学部の武山泰教授を選出し、事務局の県道路課が同道路の現状を委員に説明した。[br] 同道路の利用台数や料金収入は、近年は微増傾向だが、当初計画の5割未満と大幅に下回っている。92~19年度の累計で見ると、利用台数が3027万台(計画比46・4%)、料金収入58億5900万円(45・3%)。[br] 次回の会合は秋以降に行われる。