再処理工場審査合格、原燃が青森県と六ケ所村に報告/三村知事「安全性向上へ不断の努力を」

三村申吾知事(右)に使用済み核燃料再処理工場の審査合格を報告する増田尚宏社長(左)=30日、青森県庁
三村申吾知事(右)に使用済み核燃料再処理工場の審査合格を報告する増田尚宏社長(左)=30日、青森県庁
日本原燃の増田尚宏社長は30日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)が原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査に正式合格したことを、青森県の三村申吾知事と同村の戸田衛村長に報告した。三村知事は「安全性の向上に向け、一層の責任と使命感を持.....
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 日本原燃の増田尚宏社長は30日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)が原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査に正式合格したことを、青森県の三村申吾知事と同村の戸田衛村長に報告した。三村知事は「安全性の向上に向け、一層の責任と使命感を持ち、不断の努力を続けてほしい」と強調した。[br] 同日午前、県庁を訪れた増田社長は5月以降、相次いでいる作業事故を踏まえ、再発防止に取り組む―と説明。再処理工場の操業に向け、「長期間停止している設備の点検や運転員への教育訓練、重大事故に備えた緊急時訓練などの取り組みを行う」と述べた。[br] 三村知事は、工場の基本的設計方針の妥当性を国に認められたと受け止める―とした上で、「改善に終わりはないという認識の下、小さなトラブルが大きな事故につながるという経験則を決して忘れないでほしい」と継続的な改善の必要性を訴えた。[br] 午後に村役場で増田社長と会談した戸田村長は「安全確保が何よりも最優先だと改めて認識し、来年度上期の完工に向けて予断を持たずにまい進してほしい」と求めた。[br] 同日は、森内之保留県議会議長と髙橋文雄村議会議長にもそれぞれ報告した。三村申吾知事(右)に使用済み核燃料再処理工場の審査合格を報告する増田尚宏社長(左)=30日、青森県庁