県内路線バス5社、21年度赤字7億2800万円見込み/青森県バス交通等対策協議会

バス事業者や青森県、市町村などで構成する県バス交通等対策協議会(議長・東直樹県交通政策推進監)は29日、青森市で会合を開いた。路線バスの運行に伴う民間バス5事業者が抱える2021年度(20年10月~21年9月)の赤字見込み額について、前年度.....
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 バス事業者や青森県、市町村などで構成する県バス交通等対策協議会(議長・東直樹県交通政策推進監)は29日、青森市で会合を開いた。路線バスの運行に伴う民間バス5事業者が抱える2021年度(20年10月~21年9月)の赤字見込み額について、前年度と比べ7176万円増の7億2802万円との見通しを示した。利用者の減少による運賃収入の悪化が要因。路線維持のため国、県、市町村が負担する補助金は計7億1392万円を見込む。[br] 路線バスについては、複数の市町村をまたぐなどの条件を満たす赤字路線に対し、行政が一定の補助金を支給している。会合では、補助金申請額などを盛り込んだ県生活交通確保維持改善計画を了承した。[br] 対象路線は前年度より2路線減の38路線。事業者別では、弘南バス(17路線)が4億5894万円、岩手県北自動車(11路線)が1億1821万円、十和田観光電鉄(5路線)が6406万円、下北交通(4路線)が6428万円、JRバス東北(1路線)が2254万円。[br] 県地域公共交通再編指針に基づく路線再編については、20年度は十和田観光電鉄の三沢百石線など8路線を検討対象とした。