むつ署で嘱託警察犬と指導手へ嘱託書交付式

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　むつ警察署で１０日、青森県警嘱託警察犬２頭と指導手２人に対する嘱託書交付式が行われた。[br]　指導手は、電気工事関係の仕事をする傍ら、警察犬の育成に４０年近く携わる太田勝美さん（７４）＝むつ市＝と、食害を起こすサルを犬で追い払う「モンキードッグ」の活動に１０年ほど取り組む福田雅之さん（５５）＝同市大畑町＝。[br]　警察犬は、太田さん所有の１３歳の雌「ハイジ　フォム　ハウス　モモイシ号」と１歳の雄「ベン　フォン　ハチノヘ　サトー号」。犬種は共にシェパード。[br]　２人と２頭は、６月に県警察学校（青森市）で開催された警察犬嘱託審査に合格。任期は７月１日から来年６月３０日までの１年間。１０日は２人とハイジが出席し、同署の石田利也署長から嘱託書を交付された。[br]　同署によると、ハイジは２０１５年に平内町で発生した強盗未遂事件で解決に導く活躍をするなど、１歳の時から警察犬として活躍。１９年度は他管内を含め、行方不明者の捜索など２１件の出動実績がある。現役最高齢で足は弱ってきているが、優れた嗅覚は健在。太田さんは「まだまだ役に立てると思う」と協力を約束。[br]　福田さんは山に対する知識や経験が豊富で、出動する場合は、おいらせ町の警察犬訓練所から犬を借りて捜索に当たるという。「初めて指導手となった。一生懸命協力していきたい」と抱負を述べていた。警察犬指導手として嘱託された太田勝美さん（左から２人目）、福田雅之さん（同３人目）と警察犬「ハイジ」

警察犬指導手として嘱託された太田勝美さん（左から２人目）、福田雅之さん（同３人目）と警察犬「ハイジ」