米軍三沢基地のストルービ司令が一日市長

キャシー夫人(中央)と共に書類にはんこを押すクリストファー・ストルービ大佐(右)
キャシー夫人(中央)と共に書類にはんこを押すクリストファー・ストルービ大佐(右)
離任が決まっている米軍三沢基地司令官のクリストファー・ストルービ大佐が1日、三沢市の一日市長を務め、自治体の首長の業務を体験したほか、本年度入庁した職員らと交流した。ストルービ大佐の三沢基地勤務は今回で3度目。小桧山吉紀市長との懇談では、「.....
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 離任が決まっている米軍三沢基地司令官のクリストファー・ストルービ大佐が1日、三沢市の一日市長を務め、自治体の首長の業務を体験したほか、本年度入庁した職員らと交流した。ストルービ大佐の三沢基地勤務は今回で3度目。小桧山吉紀市長との懇談では、「通算で9年近く住み、三沢は“第二の古里”というより“第一の古里”。去り難く思う」と名残惜しそうに語った。[br] ストルービ大佐は、キャシー夫人と共に来庁。市長室では、小桧山市長がストルービ大佐に一日市長の辞令を、キャシー夫人には三沢市大使の辞令を、それぞれ交付した。[br] 市長の席に着いたストルービ大佐は早速、2件の決裁業務を執り行った。職員の説明を聞いて「張り切って押したい」と意気込み、小桧山市長から記念にもらった「守飛流美(すとるーび)」と刻まれたはんこを書類に押した。[br] 市役所前では、市の国勢調査実施本部(本部長・米田光一郎副市長)の発足式に出席し、小桧山市長と共に本部の看板を除幕した。[br] 新任職員の研修では、職員9人に米軍三沢基地の概要などを紹介。「私たちは文化は違っても、平和で安全な地域をつくること、地域の繁栄を願うことは、共通の目標ではないか」と呼び掛けた。[br] 質疑応答では、三沢を出発したミス・ビードル号による世界初の太平洋無着陸横断飛行に関し、職員から「もしも当時生きていたら、パイロットとして挑戦したいと思ったか」と問われると、「成功できるかは分からないが、ぜひトライしたい。成功した暁には、小桧山市長や米田副市長に現地で迎えてほしい」とユーモアを交えて答えた。キャシー夫人(中央)と共に書類にはんこを押すクリストファー・ストルービ大佐(右)