感染患者ら受け入れ態勢を構築/三沢病院

青森県の要請を受けた場合に感染患者らを受け入れる病室=12日、三沢市立三沢病院
青森県の要請を受けた場合に感染患者らを受け入れる病室=12日、三沢市立三沢病院
三沢市立三沢病院は12日、青森県内での新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波に備え、県の要請を受けた場合に感染患者や感染が疑われる人を受け入れる態勢の整備状況を、本紙などに説明した。感染症指定医療機関ではないが、今後近隣の指定医療機関が感.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 三沢市立三沢病院は12日、青森県内での新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波に備え、県の要請を受けた場合に感染患者や感染が疑われる人を受け入れる態勢の整備状況を、本紙などに説明した。感染症指定医療機関ではないが、今後近隣の指定医療機関が感染患者らを受け入れられない事態に陥った際は、一般患者が入院する4階東病棟(49床)を閉鎖し、同病棟の北側14床に感染患者らを収容する構えだ。[br] 県内医療機関に入院する感染者がゼロとなった状況を捉え、院内で取材に応じた。[br] 同病院によると、県の要請を受けて4月13日から4階東病棟を全面閉鎖、入院患者を別の病棟に移し、いつでも感染患者らを受け入れられる態勢を整えた。[br] その後、5月12日から南側の20床に一般患者を戻し、6月1日以降は北側も空けて再開。警戒状態は1カ月半以上に及んだが、その間陽性患者の入院は無かった。[br] 同病院は今後、感染者が入院した場合に備えて院内感染防止に有効な簡易陰圧装置を4台、重症患者に用いる人工呼吸器を1台を購入する予定。[br] 斎藤聡院長は、「常に待っているより、業務をしながら何かあったら対応するという態勢の方が、スタッフも緊張が和らぐと思う。いつも臨機応変に対応できる態勢をつくっておかなければならない」と述べた。青森県の要請を受けた場合に感染患者らを受け入れる病室=12日、三沢市立三沢病院