専門家会合一区切り 安全上の要点確認/青森県原子力政策懇話会

オンラインで開かれた青森県原子力政策懇話会の専門家会合=2日、県庁
オンラインで開かれた青森県原子力政策懇話会の専門家会合=2日、県庁
青森県は2日、県原子力政策懇話会の第5回専門家会合をオンラインで開催した。大学教授ら11人が、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場とMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の安全対策を確認した。今回で区切りを迎え、確認結果は本年度.....
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 青森県は2日、県原子力政策懇話会の第5回専門家会合をオンラインで開催した。大学教授ら11人が、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場とMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の安全対策を確認した。今回で区切りを迎え、確認結果は本年度の懇話会に報告する。[br] 県は原子力施設の安全性や地域振興といった課題への意見を聴取するため、有識者らでつくる懇話会を設置している。[br] 委員から、懇話会だけでは確認の時間が足りない―との声が上がり、昨年12月から専門家会合を実施。両工場と使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)を議題として扱ってきた。[br] 今回は新型コロナウイルスの感染予防のため、オンラインで実施。委員の1人が、MOX工場で核燃料物質の漏えいを防ぐ排気フィルターが火災で損傷した場合の対応を質問。事業者の日本原燃は、フィルターは難燃性で金属製の箱に入っているほか、多重設置されているため、火災の影響は低いと回答した。[br] 専門家会合について、県危機管理局の笹山斉参事は「原子力安全に関するポイントが浮かび上がったと思う」と成果を強調した。オンラインで開かれた青森県原子力政策懇話会の専門家会合=2日、県庁