岩手県立病院6年連続赤字 19年度決算

岩手県医療局は1日、2019年度の県立病院等事業会計決算を発表した。総収益1095億9400万円に対し、総費用は1101億8800万円で、5億9300万円の純損失。会計年度任用職員制度への移行に伴う賃金の費用計上などで特別損失9億1400万.....
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 岩手県医療局は1日、2019年度の県立病院等事業会計決算を発表した。総収益1095億9400万円に対し、総費用は1101億8800万円で、5億9300万円の純損失。会計年度任用職員制度への移行に伴う賃金の費用計上などで特別損失9億1400万円を計上したのが主な要因で、6年連続の赤字。経常損益は3億2千万円で、3年連続の黒字だった。[br] 入院、外来共に患者数は減少したが、患者1人1日当たりの収益が伸びたことで、収益全体は前年度比で24億4800万円増えた。一方、給与や材料費の増加などにより、総費用は16億8千万円の増。累積欠損金は484億2800万円。[br] 県北地方の4病院はいずれも赤字。赤字額は久慈が3億829万円、二戸が6億6548万円、一戸が5億6647万円、軽米が1億1311万円だった。