青森市油川殺人事件/頭や顔に10数カ所の外傷、金品目当てか

現場周辺を調べる捜査員=1日午前10時50分ごろ、青森市油川
現場周辺を調べる捜査員=1日午前10時50分ごろ、青森市油川
青森市油川の住宅で5月31日に無職女性(61)が殺害されているのが見つかった事件で、女性の頭や顔には少なくとも10カ所以上の骨折や外傷があることが1日、青森県警への取材で分かった。司法解剖の結果、死因は脳挫傷による頭蓋内損傷と判明。女性が使.....
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青森市油川の住宅で5月31日に無職女性(61)が殺害されているのが見つかった事件で、女性の頭や顔には少なくとも10カ所以上の骨折や外傷があることが1日、青森県警への取材で分かった。司法解剖の結果、死因は脳挫傷による頭蓋内損傷と判明。女性が使用していた財布や通帳は発見されておらず、金品目当ての犯行の可能性もある。県警は同日午後6時、青森署に上田修刑事部長を本部長とする捜査本部を設置。今後は73人体制で、現場の検証や鑑識、周辺の聞き込みを続け、容疑者の割り出しを急ぐ。[br] 県警は同日、女性は1人暮らしではなく、遺体の第1発見者である長男と2人暮らしだったと訂正した。[br] 捜査本部によると、犯行現場は1階居間で、女性は就寝時の服装と思われる衣服を身に着けた状態で倒れていた。凶器については硬くて角のある、やや重い物体との見方を強めている。女性の外傷が頭や顔に集中していることから、前方から強い殺意で襲われたとみている。[br] 5月28日午後7時から2時間、女性と接触した人がいることを確認。同居する長男に発見される31日午後3時ごろまでの間に殺害された可能性がある。[br] 長男は捜査本部に対し、「29、30日は県内にある母の実家で荷物の整理をしていて不在だった」「29日朝は母を見なかった。居間で寝ていると思っていた」と話しているという。現場周辺を調べる捜査員=1日午前10時50分ごろ、青森市油川