MOX工場 5月中の補正書提出断念/原燃

六ケ所村のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の補正申請書について、日本原燃は26日、本紙取材に対し、予定していた5月中の提出を断念したと明らかにした。同日開かれた原子力規制委員会の審査会合で議論を終えられなかったため。 補.....
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 六ケ所村のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場の補正申請書について、日本原燃は26日、本紙取材に対し、予定していた5月中の提出を断念したと明らかにした。同日開かれた原子力規制委員会の審査会合で議論を終えられなかったため。[br] 補正書は、新規制基準への適合を示す「審査書案」の基となる。原燃の増田尚宏社長は先月の定例会見で、5月中に提出する意向を示していた。[br] 原燃は26日の会合で、これまでの指摘事項への回答に加え、議論を網羅した会合用資料について一通り説明する方針だったが、準備不足が露呈。原子力規制庁の審査担当者は「資料を直すレベルではない」と不快感を示した。[br] 原燃の牧隆執行役員は席上、6月1日の次回会合までに指摘事項への回答を用意できないと説明。規制庁からの提案を踏まえ、「次回は、重大事故の選定や事故対応に関する考えの骨格について、確認させていただければ」と述べた。