全国からの生徒募集導入を提言 青森県立高校教育改革検証会議

青森県教委が2016年に策定した県立高校教育改革推進計画の基本方針を見直す検証会議(委員長・香取薫青森公立大学長)は26日、これまで協議した結果をまとめ、全国からの生徒募集の導入などを提言する報告書を県教委に提出した。県教委は報告書を踏まえ.....
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 青森県教委が2016年に策定した県立高校教育改革推進計画の基本方針を見直す検証会議(委員長・香取薫青森公立大学長)は26日、これまで協議した結果をまとめ、全国からの生徒募集の導入などを提言する報告書を県教委に提出した。県教委は報告書を踏まえ基本方針を再検討し、8月ごろに改定版を公表する。[br] このほか報告書では、▽重点校、拠点校の連携推進▽中学生の進路選択への配慮―を求めた。[br] 同日は香取委員長が県教育庁を訪れ、和嶋延寿教育長に報告書を提出した。和嶋教育長は「意見を踏まえ、高校教育のさらなる充実を図るために取り組んでいきたい」と述べた。[br] 香取委員長は取材に「全国から生徒を受け入れることで、県内の生徒が知見を広げることができる。ぜひ実施してほしい」と強調。一方、県外から生徒を募集する場合は、下宿の提供など地域のサポートが不可欠―として、「県教委だけの問題ではない。地域全体で子どもを見守る体制づくりが必要だ」と指摘した。[br] 県教委は6月上旬までに基本方針の改定案を作成し、ホームページ上で公表。パブリックコメント(意見公募)などを経て最終的にまとめる。