17競技が開催検討 中止の青森県高校総体代替大会

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった青森県高校総体をめぐり、計35競技のうちサッカーなど17競技で代替大会が開催決定、開催意向であることが19日、青森県高体連や各競技専門部などへの取材で明らかになった。ただ、レスリングなど7競技は.....
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった青森県高校総体をめぐり、計35競技のうちサッカーなど17競技で代替大会が開催決定、開催意向であることが19日、青森県高体連や各競技専門部などへの取材で明らかになった。ただ、レスリングなど7競技は代替大会開催を断念。公式戦を経験しないまま引退を余儀なくされる3年生も出てきそうだ。[br] 県高体連は、先月26日の全国高体連による全国高校総体(インターハイ)中止判断を受け、県大会の全競技中止を正式決定するとともに、各競技専門部に代替大会の開催を一任。各競技専門部は6月末までに開催の可否を判断し、開催する場合は8月24日ごろまでに実施するよう求めている。[br] 代替大会は、サッカーがトップを切って、来月13日~7月26日に青森市などで開催。例年と異なり、事前に6地区で予選を実施した上で上位校による県大会を行い、宿泊や移動の規模を抑える。バスケットボールは1月の県新人決勝大会出場校と、今後行う地区予選通過校男女各16校が7月23~26日に県大会でしのぎを削る。[br] テニスは3年生を主体とした個人戦のみにとどめ、日程を短縮。ソフトテニスは県大会を見送り、各地区に地区大会の開催判断を一任した。登山は集団移動を伴う実技を中止し、筆記のみを実施。弓道は各校で記録を提出する「通信大会」の形式とする。[br] レスリングのほか剣道や陸上などがすでに中止を決めた。「体が密着する、近づくことが多い」という競技特性のためだ。ボートは「市外からの来訪者の受け入れが難しい」との声も聞かれた。相撲など11競技が引き続き開催可否を検討している。[br] 各競技専門部は感染防止のため、消毒液の準備や選手らの密集を避ける会場設営、宿泊を伴わない日程編成など、対応に腐心。ある競技専門部の関係者は「考えることが多すぎて、専門部内でもストレスとなっている。どこまで対策をすれば十分なのかも分からない状況だ」と、大会実施に向けた不安を隠さなかった。